パチンコは完全確率で抽選しているため、いつ当たるかは基本的に運次第です。
しかし、パチンコの機種ごとの特徴やスペックを理解していれば、ある程度当たる台を見極めることは可能です。
また、反対にパチンコで当たる台を見極めようとする時にやってはいけない行動もあり、それらを実行してしまうと泥沼に陥って余計な負債を抱えることになります。
この記事では、パチンコで当たる台を見極める方法や、やってはいけない行動のそれぞれについて解説します。
目次
パチンコで当たる台の見極め方とは?
オカルトは戦術に取り入れない
パチンコにおけるオカルトとは、簡単に言ってしまえば1,000回転ハマっているからそろそろ当たりが引けるだろうというように、データランプを見て大当たりを予想することなどが当てはまります。
「オカルト」とは、遊技経験に基づいたジンクスや願掛けのことを指します。
(参照)SANKYO 「オカルト」とは何ですか? 初心者のイロハ
パチンコは完全確率による抽選が行われているため、例え1,000回転ハマろうが2,000回転ハマろうが、大当たり確率が当たりやすいように変化はしませんし、3,000以上ハマり続けるかもしれません。
仮に1,000ハマりのミドルタイプのパチンコ台を打ってすぐに当たりを引いたとしたら、それは確率の抽選の結果であって、ハマっていたからではありません。
遊タイムが近い台は当たる寸前
パチンコではいくらハマろうが当たりやすくなったりすることはないと述べましたが、遊タイム搭載機種に関しては例外です。
遊タイムとはパチスロにおける天井とほぼ同じ意味のシステムで、機種ごとに定められたゲーム数を回すと同じく機種ごとに異なる時短回数が付与されます。
つまり、遊タイム搭載機種に限っては、当たる台をデータランプなどで見極めることができると言えます。
パチンコで当たりやすい台はある?
結論から言うと、パチンコで当たりやすい台はあります。
これから説明する当たりやすいパチンコ台の定義は、「そもそも大当たり確率が高い」「何かのきっかけで大当たりしやすい状態になっている」の二通りあります。
ちょいパチ・甘デジ
パチンコ台には大当たり確率が設定されており、概ね1/99~1/319の間で設定されています。
CR機時代には、ちょいパチという大当たり確率が通常のパチンコ台の確変中くらいの台もあり、出玉こそ雀の涙程度ですが多くの大当たりを体験できる、ちょっとした時間でも遊べる機種がありました。
ちょいパチや大当たり確率が1/99以下の甘デジは、そもそもの大当たり確率が高いため当たりやすい台と言えます。
潜伏確変状態の台
パチンコ台の多くは、通常大当たり確率と確率変動(確変)用の大当たり確率が設定されており、確変大当たりを引く、もしくは確変状態で通常大当たりを引くことで大当たり確率が変わります。
現在ではほとんどありませんが、確変大当たりを引いても電サポが付かず、液晶でも確変状態であることが告知されない「潜伏確変」があり、見た目は通常状態でも確変と同じ確率で大当たり抽選をしている状態になっています。
機種によっては、確変の確率と通常の確率とほぼ変わらない機種もありますが、概ね当たりやすい状態の台になっていると言えるでしょう。
釘が良く回る台
釘の調整が良く、1,000円でボーダーライン以上回るような台は見方を変えれば当たりやすい台と捉えることができます。
釘が良い台は、1回の大当たりを引くまでにかかる投資を抑えることができるため、相対的にみて当たりやすい台と言えるでしょう。
ただし、当然ながら釘が良くても1,000ハマりをしないというわけではありませんが、同じ投資額でも良い釘の台を打った方が試行回数が多くなるため、より多くの期待値を積めます。
早く当たるパチンコ台を紹介
前項でちょいパチや甘デジは大当たり確率的に当たりやすいことを解説しました。
2022年時点ではちょいパチは設置されていないため、この項目では当たりやすいおすすめの甘デジを紹介・解説します。
普段ミドルスペックばかり打っていて、なかなかパチンコが当らないと思っている方は、この記事を参考に当たりを引く楽しみを見出して下さい。
PAFマクロスフロンティア4 88ver.(SANKYO)
大当たり確率:約1/88
遊タイム発動条件:233回転消化
「PAFマクロスフロンティア4 88ver.」は「軽い大当たり確率」「浅い遊タイム」「甘デジらしからぬ出玉力」の3つを備えており、特に前者2つにより当たりやすい機種であると言えます。
また、1/99の甘デジよりさらに軽い初当たり確率にも関わらず、RUSHに入った時の出玉力はなかなかのもので、5,000発くらいなら十分射程圏内です。
大当り確率 1/88.8
(参照)SANKYO PAフィーバーマクロスフロンティア4 88ver. 「スペック」
RUSHは50%の小当たりを2~3回転でいかにして取れるかという、単純明快かつ手に汗を握るゲーム性になっています。
基本的な部分は全てミドルスペックを踏襲
本機は元となるミドルスペックのほぼ全てを踏襲しているため、前作が好きだった方はすんないと打つことが可能です。
演出カスタムが搭載されていますが、レバブルアップを設定しても大当たり占有率が激増するわけではなく、そこそこの割合でレバブルが絡まないで当たるので、最後まで諦める必要がないバランスは評価できます。
遊タイムは次回大当たり濃厚
初当たり確率が高いため、頻繁に遊タイムに到達することはないですが、遊タイム性能自体が時短233回転付与と次回大当たり濃厚なので、天井が近いゲーム数の台は積極的に狙っていきたいです。
甘めのスペックなため釘が渋いことが多いですが、概ね100回転くらいから期待値がありますので、少しでも投資を抑えて当たりを引きたいならハイエナが有効です。
名曲をじっくり聞けない点が残念ポイント
マクロスシリーズと言えば「歌」が非常に重要な要素で、どのシリーズも名曲揃いです。
マクロスフロンティアも例外ではなく、心に響く名曲揃いなのですが、本機のRUSHは出玉速度重視の即決タイプなので、せっかくの歌がじっくり聞けません。
スペックについては不満はないけど、この点については残念というファンが散見されました。
P激デジ真・牙狼(サンセイR&D)
大当たり確率:約1/77
遊タイム発動条件:233回転消化
本機は数ある甘デジの中でも「当たりやすい大当たり確率」「安定した出玉力」「低すぎない時短突破確率」を兼ね備えた最高クラスのスペックを持っています。
10R大当たり獲得時は約1,000発の出玉が獲得可能なため、少ない連チャン数でもライトミドルスペック並みの出玉感を得ることもできます。
初当たり確率は破格の1/77なことに加えて、233回転という浅めの遊タイムも付いていることから、非常に当たりやすい台と言えるでしょう。
通常大当たりスルー後は天井が短縮される
本機の遊タイムの発動条件は低確率230回転消化となっているため、初回大当たり時の時短回数が含まれます。
したがって、残念ながら初回時短を突破できなかった場合は、時短回数の50回転が230回転から引かれるため、天井に到達しやすくなります。
時短突破率自体は約40%程度なので、天井の短縮による恩恵を受ける機会は多いでしょう。
通常時に無駄な煽りが少ない
本機の通常時の演出は、これまでの牙狼シリーズのようにやや過剰な煽り演出が極力排除されており、ストレスなく消化できるようにブラッシュアップされています。
通常回転をサクサク回せるため、回転率の良い台を掴めばそれだけ試行回数を増やしてたくさんの大当たりに繋げることが可能となります。
Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2 1/77ver.(SANKYO)
大当たり確率:約1/77
遊タイム発動条件:230回転消化
「PF戦姫絶唱シンフォギア2 1/77ver.」は、ライトミドルの覇権タイトルであるシンフォギアシリーズ第2作目の甘デジバージョンです。
本機はとにかく甘いと評判の機種で、まず大当たり確率が約1/77とかなり当たりやすいパチンコ台となっています。
パチンコ台として重要な出玉感もあり、遊タイムも搭載されているため、甘くないはずがない、いわゆる神台とも言える機種のひとつです。
シンフォギアシリーズの名に恥じない出玉性能
パチンコは甘デジとなると、当然ながら出玉性能が控えめな機種が多いです。
本機は、元となるライトミドルスペックと比較すれば出玉性能は落ちていますが、大当たり確率1/77の甘デジとしてみれば、継続率約77%、6R以上の大当たり比率50%と申し分のないスペックとなっています。
また、初回突入率は従来のスペック通り約51%なので、甘デジスペックにありがちな「初当たりは軽いけど突破率が辛い」ということがないのも嬉しい点です。
前作を強化した遊タイムを搭載
前作の甘デジバージョンも遊タイムを搭載していましたが、時短が1回転付与されるだけで、スルー率が約50%もあるのでお世辞にも強力とは言えませんでした。
一方で、本機の遊タイムは時短290回転が付与されるため、実質次回大当たり濃厚となる強力な仕様にパワーアップしています。
遊タイム発動条件も230回転消化と比較的浅めなため、100回転ほど消化されている台なら狙ってみても良いでしょう。
Pコードギアス 反逆のルルーシュ Light ver.(SANKYO)
大当たり確率:約1/89
遊タイム発動条件:225回転消化
「Pコードギアス 反逆のルルーシュ Light ver.」は、版権の人気と破壊力抜群のスペックでファンから絶賛されたミドルスペックを遊びやすく仕上げた甘デジバージョンです。
ミドルスペックは遊タイムが搭載されておらず、大きなハマりを食らうのが怖い人には避けられがちでしたが、本機では225回転という浅めの天井が搭載され、誰でも遊びやすいスペックになっています。
トータル継続率約89%の高継続RUSH!
本機の出玉のカギを握る「コードギアスチャンス」の継続期待度は合算で約89%と非常に高く、即当たりメインの前半で当たり続ければ、甘デジながら出玉増加スピードもなかなかのものです。
ただし、まとまった出玉が得られる10R大当たりの比率が約10%と低めなので、コンスタントに10Rを引けないと思ったより出玉が少ないということにもなります。
同スペック帯にしては浅めの遊タイム
大当たり確率1/89のスペックにしては、遊タイム発動条件が225回転消化と、非常に浅いことが特徴的。
初当たり確率が若干軽い同社のシンフォギア2の甘デジよりも浅いことから、いかに本機の遊タイム発動条件が緩いかが伺えます。
また、遊タイム発動条件が緩いからといって、恩恵が弱いかといえばそうではなく、時短200回転が付与されるため、次回大当たり濃厚となります。
時短なし大当たり追加が痛い
本機のスペック違いのミドルスペック、ライトミドルスペックのどちらも初回大当たり時に時短の付かない通常大当たりはありませんでした。
本機は、初当たり確率が劇的に軽くなった代わりに、ヘソ大当たり時の約20%で時短の付かない4R大当たりが存在します。
したがって、初当たりの5回に1回は残念な大当たりを経験することになるため、スザクライジングボーナスにがっかり大当たりが含まれる点は好みが分かれると言えるでしょう。
パチンコの当たる台まとめ
パチンコは完全確率のため、当たりやすい台やそろそろ当たる台というのは基本的にないと考えて下さい。
例外として、遊タイム天井が近い台や潜伏確変状態の台は、規定回数で実質大当たり濃厚の状態に移行したり、言葉通り当たりやすい状態になっているので、パチンコ台の知識を深めて当たりに近い台を見極めて下さい。
また、パチンコで当たりやすい台を探す場合にやってはいけないことは、オカルトに頼ることで、めちゃくちゃハマっているからそろそろ当たるだろうというような、完全確率の観点から見て何の根拠もない立ち回りは控えましょう。