クールシュベルポーカーのルールと基本戦略
クールシュベルポーカーはホールデムポーカーから派生したもの。
ポーカー初心者にはむずかしそうに感じるかもしれません。
しかし、ゲームルールを覚えると、奥の深さにハマってしまうのでは?
さっそく概要を紹介しましょう。
クールシュベルポーカーの基本ルール
冒頭部分でも触れましたが、クールシュベルポーカーの原形はホールデムポーカーです。
ディーラーと1対1の対戦形式ではなく、複数のプレイヤー同士がトップを競います。
それぞれのプレイヤーに5枚のカードが配られ、さらに5枚のコミュニティカードと組み合わせでハンド(手役)の強弱を競うことに。
アメリカで流行しているテキサスホールデムではプレイヤーへ2枚しか配られません。
比較すると、強力な役を作りやすいですね。
配られるカード形式からすれば、オマハホールデムに近いゲームルールでしょう。
役作りには、配られるカード(ホール)から2枚とコミュニティカード(ボード)から3枚を利用しなければなりません。
理解してください。
コミュニティカードとはテーブル中央に表を上にして置かれるカード。ホールデムやオマハでは全員が共有する。ボードカードまたは「ボード」とも呼ばれる。
(参照)ポーカースターズ ポーカー用語集
そして、クールシュベルポーカーとオマハホールデムポーカーの違いは、最初の段階で1枚のカードがコミュティカードとしてオープンされる点です。
ファーストベットから可能性が広がりますね。
それから、クールシュベルポーカーの種類を列記しておきましょう。
・ リミットクールシュベル:ベットラウンドごとに賭けの限度額が設定されているもの。
・ ポットリミットクールシュベル:ポットとはすべての賭けからなる賞金額全体。
レイズ(上乗せ)にリミットが設定されます。
・ ノーリミットクールシュベル:ベット額に上限が設定されません。
これらについて理解を深めましょう。
ゲームのながれについて
クールシュベルのルールは、一般的なホールデムポーカーに準じます。
とくにオマハホールデムポーカーとそっくり。
ふだんからオマハホールデムに親しんでいれば、クールシュベルであっても問題ないでしょう。
しかし、ホールデムポーカー初心者には独特なゲームの進行に、むずかしさを感じるかも。
簡単にゲームのながれを紹介します。
まずディーラーの存在を確認してください。
ディーラーボタンにより示されるもの。
便宜上の存在となります。
ディーラー役の左となりはスモールブラインドとよばれるポジション。
設定された額を強制的に賭けなければなりません。
その左となりがビッグブラインド。
スモールブラインドの倍賭けが必要です。
この左となりがアンダーザガンとよばれるポジション。
ここからゲームが本格的にスタートすると考えてください。
それぞれのプレイヤーに5枚配られるカードをホールとよびます。
また、最初にオープンとなるコミュニティカードは1枚。
これらを参考にしてファーストベット(最初の賭け)に臨みましょう。
アクションはフォールド、コール、レイズの3種類。
ベットラウンドが回を重ねればチェックも加わりますね。
初心者には分かりにくい専門用語がでました。
それぞれを説明します。
フォールドは降参をあらわし、ゲームから降りるアクション。
コールは直前プレイヤーと同額をベットするアクション。
レイズは直前プレイヤーよりもベット額をアップするアクションです。
そして、チェックは様子見であり、ベットをせずに順番をまわすアクションをさします。
ここまで大丈夫でしょうか?
説明をつづけますよ。
プレイヤー(あなた)はハンドとコミュニティカードを見比べて、勝てると判断するならばフォールド以外を選択してください。
思い切ったベットをすれば、ほかのプレイヤーを降参させることが可能。
ブラフ(うそ・だまし・ハッタリ)を利用すれば効果的ですね。
手慣れたプレイヤーは、配られたカードによるハンドが弱くてもしっかりと戦います。
消極的なアクションばかりでは勝てません。
ベットラウンドには呼び名があり、ファーストラウンドをプリフロップとします。
同様に、2回目をフロップ、3回目をターン、4回目がリバーと呼ばれることに。
リバーが終了すれば、いよいよ決着です。
残っているプレイヤー同士による勝負となりますね。
役の強弱により勝敗をつけてください。
一番高い役を完成させたプレイヤーが勝者です。
これにより、賭け金の総額を手中に収められます。
ベット額が高騰すれば、信じられないくらいの大金が懐(ふところ)に転がりこむのです。
万一ですが、複数のプレイヤーで役が重複した場合には、ポット(賭けの総額)を均等分けしてください。
クールシュベルポーカーの楽しみ方
駆け引きを楽しめるクールシュベル。
配られるカード、すなわちハンドが悪くても、賭けかたの工夫で勝ちにつながります。
また、強い役を完成させたとしても、プレイヤーを引き付けなければポット(賭けの総額)を引き上げられません。
ほかのプレイヤーを引き付けて、勝ちをおさめる。
もしくは、ブラフ(はったり)を仕掛けてフォールドを引き出す。
なんだかワクワクしませんか?
まとめ)クールシュベルポーカーのルールと楽しみ方
エキサイティングなホールデムポーカー。
その一種となるのがクールシュベルです。
ベーシックストラテジーは通用しません。
相手との駆け引きを楽しめば最高の結果に……。
知略に富んだポーカーを楽しんでください。