ブラックジャックは、トランプゲームの一種です。ルールも簡単であるため、ランドカジノでは最も人気のあるゲームです。
今回は、カジノ初心者でも分かるようブラックジャックのルールを解説します。
ブラックジャックとは?基本ルールはかなりシンプル!
『ブラックジャック』とは、ハンドの合計点数が「21」を超えない範囲で21に近い数字を目指すゲームのことです。
1つのテーブルには1~4人のプレイヤーと1人のディーラーが揃い、プレイヤーとディーラーの1対1の勝負を行っていきます。1つのテーブルに複数のプレイヤーがいるものの、プレイヤーとディーラーの1対1の勝負なので他のプレイヤーの手は全く関係ありません。
このようにブラックジャックは非常にシンプルなルールなので、初心者でも気軽に参加することが可能です。
ブラックジャックは勝ちやすいカジノゲーム!
カジノには、バカラ・ルーレットなどさまざまな種類のゲームが用意されていますが、その中でもブラックジャックは勝ちやすいカジノゲームとなっています。なぜなら、ブラックジャックの還元率は96~102%となっているからです。
還元率とは、ゲームに賭けた金額に対して払い戻される金額の割合のことで、還元率が高ければ高いほど勝ちやすいゲームになります。たとえば、還元率が96%のゲームに1万円を賭けた場合、9,600円は平均的に返ってくる確率です。
そのため、還元率が高いブラックジャックは稼ぎやすい上に、リスクも低いギャンブルだとも言えるでしょう。
ブラックジャックの基本的なゲームの流れを解説
それでは早速、ブラックジャックのゲームにおける基本的な流れについて見ていきましょう。ブラックジャックのゲームにおける基本的な流れは以下の通りです。
- チップをもらう
- ディーラーがカードを2枚ずつ配る
- カードの追加
- 勝敗が決定する
ブラックジャックはこれら4つの手順でゲームが進行されていきます。手順①から順番に説明していきます。
ゲームの流れ①チップを賭ける
まずはカジノ内でブラックジャックテーブルを探し、空席を見つけたらそこに座ります。
そして、ゲームで賭ける資金(ドル紙幣)をディーラーに差し出すと、ディーラーから賭け金と同額のチップをもらうことができます。このチップはゲームに負けた場合に回収され、ゲームに勝った場合はこのチップの2倍の配当を得ることが可能です。
ミニマムベットとマキシマムベット
ベット金額を決めるときには、「最低ベット金額、最高ベット金額はいくらに設定されているのか?」という疑問が浮かんでくることでしょう。
ブラックジャックのテーブルには、ミニマムベット(最低ベット金額)とマキシマムベット(最高ベット金額)が表示されている電光パネルなどが設置されているので、この電光パネルで確認していきます。
たとえば、電光パネルに「$10 MINIMUM」「$800 MAXIMUM」と表示されている場合は、「ベットできる最高金額が800ドルで、最低でも10ドルは賭けないといけない」という意味です。
ミニマムベットとマキシマムベットをしっかりと確認し、ベット金額を決めていきましょう。
ゲームの流れ②ディーラーがカードを2枚ずつ配る
テーブルにいるプレイヤー全員がベット金額を指定したら、次にディーラーがプレイヤーと自分自身にカードを2枚ずつ配ります。
ディーラーは自分の2枚のカードのうち1枚を表にし、もう1枚のカードは裏返しにしておきます。
ブラックジャックにおけるカードの数え方
ディーラーから2枚のカードが配られたら、ハンドの合計点数を計算していきます。ブラックジャックにおけるカードの数え方は以下の通りです。
- 2~9までのカードはその数字のまま点数に加える
- 10,J,Q,Kのカードは全て「10」として点数に加える
- Aceのカードは「1」または「11」として、自分にとって都合の良い点数として加える
このように、ブラックジャックは13枚のうち10,J,Q,Kの4枚が「10」となるため、10が出る確率が非常に高くなっています。また、Aceのカードは1と11のどちらに解釈しても問題ありません。
そのため、ゲームの戦況を大きく左右する強力なカードだと言えるでしょう。
オンラインカジノのブラックジャックはハードハンド
ブラックジャックには、ソフトハンド・ハードハンドという2種類のカードの数え方があります。
◯ソフトハンド
→Aを「1」もしくは「11」とカウントする
◯ハードハンド
→Aを「1」とカウントする
オンラインカジノのブラックジャックは、基本的にハードハンドであるため、注意が必要です。
ゲームの流れ③カードの追加
プレイヤーはディーラーから配られた2枚のカードの合計点数と、ディーラーが表にしているカードを考慮し、次のアクションを判断します。カードの合計点数が21を超えない範囲であれば、プレイヤーは何枚でもカードを追加することが可能です。
ただ、カードを追加することでカードの合計点数が21を超えた場合はバーストとなり、プレイヤーの負けとなり、BETしたチップは全額没収となります。
カードを追加する際の合図の仕方
カードの追加をする際、プレイヤーはディーラーに対して「カードを追加したい」「カードの追加はしない」といったアクションを選択する必要があります。
- カードを追加したい場合:指で自分のほうにかきこむような動作をする
- カードが欲しくない場合:指を左右に振る・手のひらをディーラーに向けて左右に振る動作をする
このように、カードを追加する・追加したくないという意思表示をしっかりと行っていきましょう。
ゲームの流れ④勝敗が決まる
ディーラーから配られた2枚のカード、または3枚目以降の合計点数で勝負することを決めたら、プレイヤーとディーラーとの勝負が開始されます。
ディーラーが今まで裏にしてあったもう1枚のカードを表にし、ディーラーの2枚のカードの合計点数よりプレイヤーのカードの合計点数が多ければ、プレイヤーの勝利となります。
ディーラーの合計点数が16以下の場合
ブラックジャックには、「ディーラーは自分のカード合計点数が17以上ならそれ以上カードを追加することはできず、カード合計点数が16以下ならカードを追加しなければならない」というルールが存在します。
そのため、ディーラーに配られた最初の2枚のカードにおける合計点数が12の場合、ディーラーはカードの合計点数が17以上になるまでカードを引き続けるということです。
ディーラーがカードを追加する際、ディーラーのカード合計点数が21を超えるとプレイヤー全員の勝利となります。
ブラックジャックのディーラーに強い・弱いはない
ブラックジャックのディーラーは、用意されたルールをもとにプレイヤーと勝負していきます。
そのため、ブラックジャックにはディーラー個人のスキルや経験を生かす機会がありません。すなわち、ブラックジャックのディーラーに強い、弱いという概念はないということです。
そのため、ブラックジャックでは初心者のディーラーでも熟練のディーラーでも、ゲームの実力に差は発生しません。この特性を知っておけば、ブラックジャックで積極的に勝負していけるでしょう。
両者が21を超えた場合はプレイヤーの負け
ブラックジャックでよくある勘違いは、プレイヤーとディーラーの両者が21を超えている場合は引き分けになるということです。しかし、実際は両者が21を超えた場合はディーラーが勝ちになるルールがあります。
このように両者が21になった場合は決して引き分けにならないということに注意してください。
合計点数は16よりも低い数字の方が強い!
ディーラーのカード合計点数は17を超えなければならないルールがあるため、ディーラーの点数は必ず「17」「18」「19」「20」「21」「21以上」のいずれかになります。すなわち、プレイヤーがディーラーに勝つには、少なくとも17以上の数字を出さなければならないということです。
プレイヤーのカード合計点数が16以下の場合、ディーラーがバーストしなければ勝つことはできないということです。つまり、ディーラーは有利な状況にあるということです。
そのため、カードの合計点数が16以下の方がカードを追加したときに21を超える可能性が低く、手札としては強いと言えるでしょう。
最初2枚のカードの合計が21ならBLACKJACK
プレイヤーに配られた最初の2枚のカードが「Ace」と「10,J,Q,Kのいずれか」の場合は、カード合計点数は21となります。
このように最初に配られたカードの合計点数が21になることを、「BLACKJACK(ブラックジャック)」と言います。BLACKJACKになった場合、プレイヤーは賭け金の1.5倍を配当としてもらうことが可能です。
ただ、近年はBLACKJACKの配当が1.2倍に調整されたものも増えました。1.5倍の配当と1.2倍の配当では期待値が全く異なるため、プレイヤーに不利な調整だと言えるでしょう。
そのため、ゲームをプレイする前に配当の設定をしっかりと確かめることが大切です。
ブラックジャックにおける9つの基本用語
ブラックジャックにおける基本用語としては、以下のものが挙げられるでしょう。
- ヒット
- スタンド
- アップカード
- ホールカード
- ダブリングダウン
- スプリッティングペアー
- インシュアランス
- イーブンマネー
- サレンダー
- バースト
これらの用語は実際のゲーム中に使用されることもあるので、あらかじめ覚えておくと安心です。
基本用語①ヒット
ディーラーから2枚目以降のカードを追加してもらうことを「ヒット」と言います。ブラックジャックでは特に使われる用語なので覚えておきましょう。
基本用語②スタンド
ヒットとは反対の言葉で、ディーラーから2枚目以降のカードをもらわないことを「スタンド」と言います。すなわち、現状の手札で勝負することを示す言葉です。
日本では「ステイ」と呼ばれることもありますが、本場のカジノではスタンドが一般的な呼称となっています。
基本用語③アップカード
「アップカード」とは、ディーラーが持っている2枚のカードのうち、裏返しになっているカードのことを指す言葉です。アップカードはゲームの勝敗を大きく左右する要因でもあります。
基本用語④ホールカード
ディーラーの表向きになっているカードのことをアップカードと呼ぶのに対し、裏返しになっているカードのことを「ホールカード」と呼びます。アップカードとホールカードの意味を混合しないように気を付けましょう。
基本用語⑤ダブリングダウン
「ダブリングダウン」とは、カードを1枚しか引くことができないことを条件に、賭け金を最大2倍にまで増やせるルールのことです。ダブリングダウンは、ダブル・ダウン、ダブルと呼ばれることもあります。
基本用語⑥スプリット
「スプリット」とは、ディーラーから配られた最初の2枚のカードが同じ数だった場合、最初に決めた賭け金と同額の賭け金を追加し2手に分かれることで、それぞれ独立した勝負を行うことです。
基本用語⑦インシュランス
「インシュランス」とは、アップカードがAceとなっており、ディーラーがBLACKJACKの手札を成立させることに対して保険をかけることです。
保険金は掛け捨てであるものの、最初に決めた賭け金の半分を保険に充てることができます。ディーラーがBLACKJACKを成立させた場合は元の賭け金が回収され、保険金への3倍の配当を得ることが可能です。
基本用語⑧イーブンマネー
「イーブンマネー」とは、プレイヤーの手札がBLACKJACK、ディーラーのアップカードがAceだった場合に、ディーラーのホールカードを確認する前に配当をもらうことができるルールのことです。
ただ、イーブンマネーのときは1.5倍の配当ではなく「1倍の配当」になります。
基本用語⑨サレンダー
「サレンダー」とは、ディーラーから2枚のカードが配られた時点でゲームを降参することです。ゲームを降参するものの、賭け金の半分が戻ってくるというメリットがあります。
基本用語⑩バースト
バーストとは、手持ちのハンドの合計が21を超えるときを指します。
プレイヤー・ディーラーどちらともバーストになった瞬間、相手の勝ちが決まります。
ブラックジャックにおすすめ戦略2選
それぞれのカジノゲームにはその性質に合った『必勝法』というものが存在します。ブラックジャックに使用することができる必勝法としては、「マーチンゲール法」「カードカウンティング」が挙げられるでしょう。
必勝法①マーチンゲール法
「マーチンゲール法」とは、ゲームに負ける度にベット金額を2倍に増やしていくベット方法です。マーチンゲール法を使用することで、今までの損失額を1度の勝利で取り返すことが可能です。
マーチンゲール法は資金に余裕がないと使用することはできませんが、理論上は必ず勝てる必勝法となっています。
必勝法②カードカウンティング
「カードカウンティング」とは、今まで出たカードを記録・暗記することで、これから出てくるカードを把握することができる必勝法です。カードカウンティングを使用する場合は集中力・記憶力が必要となりますが、使い方に慣れればブラックジャックの勝率を大きく高める必勝法になり得ます。
まとめ
ブラックジャックのルールは非常にシンプルなので、基本ルール・基本用語さえ覚えておけばすぐにプレイすることが可能です。実際、ブラックジャックで稼いでいるというギャンブラーは多く存在します。
そのため、早く稼げるギャンブラーになるためにも一刻も早くブラックジャックを始めてみることが大切です。ブラックジャックに慣れてきた頃合いに必勝法でも身につければ、大きく稼げるギャンブラーに成長することもできるでしょう。
